米国でのDNR(Do Not Resuscitate)タトゥーの事例から考える、DNRタトゥーの有効性と日本で の問題点

千葉滋
Volume 1 Issue 1 Pages 63-67
First Published: September 28, 2018

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Abstract

DNR(Do Not Resuscitate)タトゥーとは、終末期医療において心肺停止になった時に心肺蘇生法を行わないでほしいという意思を表すタトゥーである。米国においてDNR タトゥーを胸に入れた患者が意識を失った状態で搬送され、他に本人の事前指示の意思が確認できるものがない状況で医師らがタトゥーで示された意思を尊重するか判断に迷ったケースが報告された。日本においてもDNR という概念が医療者に広まっている中で、DNR タトゥーの有効性と日本で起こりうる問題点について考察した。