輸血拒否をはじめとした医療ネグレクトに対しての医療者としての対応につ いて
吉田敬士
Volume 1 Issue 1 Pages 68-72
First Published: September 28, 2018
Abstract
親権者による子供の治療拒否は日本で潜在的に多く起きている問題であり、川崎事件のように大々的に報道され世論の大きな議論を巻き起こしたものもある。医療倫理的に親の治療拒否が許容されうるのかについて議論を行い、そのうえで実際に医師として許容することのできない治療拒否の場面に遭遇した場合にどのように対処をすべきかについて議論を行った。そして、治療を行った先に医師がなにをできるかまで考えた。