2010年5月18日(火)東京・港区の東海大学付属高輪台高等学校でUT-CBEL特任助教の有馬斉が「脳死と臓器移植に関する倫理」の授業をしました。
生命・医療倫理とは何か、脳死と植物状態の違い、2009年に改正された日本の「臓器の移植に関する法律」の主な内容などを説明した上で、具体的な事例にそくしてディスカッションを行いました。
SSHクラスの生徒42名が「脳死は人の死か」「脳死者本人の意思があきらかでない場合、家族の承諾にもとづいて臓器を摘出してもよいと思うか」「自分の家族が脳死した場合、臓器の提供を承諾するか」などの問題について、真剣に話し合いました。
授業を受けての感想
- 脳死と臓器移植の問題などはとても微妙な点が多く難しかったが、話し合いをすることによって考えを深めたり、他人の意見を聞いて「ああ、そうか」と思ったりできたのでとてもためになった。
- 自分には関係がないと思っていたが、少し関係があると思った。
- 脳死と植物状態の違いはあまり分かっていませんでしたが、理解できてよかったです。
- 以前にも聞いていたことだったが、講義を通して直接先生から教わるのは初めてだったので分かりやすかった。日本の臓器移植の法律についても知ることができた。
- 自分の考えを改めて考え直そうと思った。
- 脳死を人の死と定義するのは正しいのかそうでないのかはまだまだ意見が分かれると思う。私はこれからの科学の進歩を信じ、脳死を人の死と定義すべきでないと思う。
- 去年臓器移植法が改訂されたのは知っていたが、今回、内容を初めて知った。改訂される前より、患者の意思を尊重していないと思った。
- 改正前の法律では移植があまり増えなかったということを聞き、とても残念に思った。
- 学校の授業の一環として脳死や臓器提供について勉強し、あらかじめ臓器提供についての希望をとっておけばよいのになと思いました。
